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経営

バルを開くのにかかる費用

開業費用に単一の数字はなく、同じ規模の店でも中心部なら村の3倍かかりますし、トラスパソは最大の項目にもなれば、そもそも存在しないこともあります。列挙できるのは、どの項目が入るか、どれが忘れられるか、そして売上の弱い月にいくら残しておくかです。

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トラスパソ、そして造作譲渡とは同じでない理由

トラスパソは、出ていく借主に払うスペインのやり方で、3つを一度に含みます。賃貸借契約の地位を引き継ぐ権利、残していく内装と機器、そして客層です。

日本でいちばん近いのは居抜きの造作譲渡ですが、あちらが対象にするのはふつうもっと狭く、たいてい造作と設備です。賃貸借契約の地位も客層も、ふつうは中に入っていません。だから日本から来る買い手はこの項目を毎回低く見積もります。スペインではしばしば予算全体でいちばん大きな1行になり、しかもいちばん保証のない1行です。

これから読む数字が役に立たない理由

公開されているもののほとんどが総額の幅を示します。問題は、その総額の中で3つが、ほかのすべてを合わせたより大きく振れることです。トラスパソ、保証金、そして内装工事です。

すでに飲食用に造作があり、営業許可もきちんとある物件は、物販店舗を改装するのに比べればごく一部の費用で開けます。改装のほうには排気ダクト、防音、バリアフリーのトイレが乗ってきます。両方を1つの幅で比べても、情報にはならず混乱するだけです。

項目を1つずつ

これが全項目です。自分の地域で取った見積もりで埋めれば、実際に意味のある数字になります。

開業予算 · ひな型
物件
  トラスパソ                        ______ €
  保証金(2〜6か月分がふつう)      ______ €
  最初の1か月の家賃                 ______ €

工事と設備
  改装と造作                        ______ €
  排気ダクトと換気                  ______ €
  電気と給排水                      ______ €
  設計と工事監理                    ______ €

什器と機器
  厨房、冷蔵、機械                  ______ €
  客席とテラスの家具                ______ €
  食器、グラス、道具                ______ €
  POS、プリンター、回線             ______ €

許認可と手続き
  営業許可と開業許可                ______ €
  法人設立と公証人                  ______ €
  施設賠償責任保険                  ______ €

立ち上げ
  最初の仕入れ                      ______ €
  看板、メニュー、サイン            ______ €

運転資金  ← 忘れられる項目
  売上なしで固定費をまかなう月数    ______ €

誰も見込まない5つ

どれも契約したあとに出てきます。見つけるタイミングとしては最悪です。

  • 保証金。飲食業では物販店舗よりかなり多い月数を求められるのがふつうで、そのお金は賃貸期間じゅう寝たままです。日本の敷金や保証金と考え方は近いので、ここは想像しやすいはずです。
  • 設計図書。営業許可には署名入りの設計図書が要り、その費用は工務店の見積もりに入っていません。
  • 排気ダクト。予算をいちばんよく壊す項目で、開けそうに見えた場所で開けなくなる原因の1位でもあります。建物の管理組合と建物の高さに左右されます。
  • 許可が下りるまでの時間。家賃は契約した日から払います。開店した日からではありません。手続きの1か月は、売上のない家賃の1か月です。
  • 保険と、自営業者の月額固定保険料。売上がまだ1円もない月にも発生します。日本の国民年金保険料に近い性格で、収入と無関係にかかります。

運転資金:店を本当に閉じさせるもの

多くの開業を沈めるのは、内装に金をかけすぎたことではありません。まだ十分に売れない数か月分のお金を持たずに開けることです。店の常連が固まるまでには3か月から6か月かかり、その間も給料、家賃、仕入れ、光熱費は払い続けます。

慎重なやり方は、固定費のすべての数か月分にあたる額を残して、最初の月が良くても手をつけないことです。最初の月が良いのは、たいてい近所の物見高さであって、常連ではありません。

よくあるご質問

トラスパソは造作譲渡と同じものですか?

完全には同じではなく、その差が費用になります。造作譲渡がふつう対象にするのは造作と設備です。トラスパソはそれに加えて、賃貸借契約の地位を引き継ぐ権利と客層を含みます。価格を押し上げ、しかも保証がないのは3つ目です。バルの客層は、たいてい壁ではなくカウンターに立つ人のものです。

スペインでバルを開くのにいくらかかりますか?

使える数字はありません。トラスパソ、街、そして物件がすでに飲食用に造作されているかで変わります。読める幅はどれも、互いに関係のない事例を混ぜたものです。有効なのは、自分の地域の見積もりで一覧を埋めることです。

居抜きで既存のバルを引き継ぐほうが安いですか?

お金ではほぼ必ず、時間では必ず安くなります。工事と許可が要らなくなるからです。よく見るべきは、トラスパソのうちいくらを客層に払っているかです。そこが保証のない部分です。

何か月分の余裕を持つべきですか?

家賃だけでなく、固定費すべての数か月分です。給料と社会保険料がたいてい最大の項目で、しかも先送りできない項目です。

どんな許可が要りますか?

営業許可です。要件は市町村が定めるので、自治体ごとに違います。何かに署名する前に、最初にかけるべき電話がそこです。

POSにはいくら見ておくべきですか?

専用の端末を買うか、すでに持っている機器を使うかで変わります。ブラウザで動くシステムなら、この項目が初期投資ではなく月額になります。開業のときには小さくない違いです。

出典