予約金か違約金か。ここではそれが論点ではない
日本でも予約時の前受金やキャンセル料の扱いは、名称より中身で判断されます。カタルーニャも同じで、しかも判断の軸がはっきりしています。
カタルーニャ消費者庁は金額を分類しません。呼び方が何であれ有効な、2つの実質的な条件を置きます。金額は事前に、正確な額とキャンセル条件とともに告知されていること。そして定める賠償が不均衡でないことです。
言い換えれば、正しい法的な引き出しを探すのではなく、正しい文言を正しい時点で書くことです。
店の条件:思っているより多くを求められる
カタルーニャ消費者庁は、業界の半分が思っているよりはっきり許容的です。レストランは自店の利用条件を定められるとしたうえで、3つの例を挙げています。テーブルの利用時間を区切ること、最低利用額を求めること、そして予約として1人あたりの金額を前もって受け取ることです。
つまり2時間の入れ替え制は適法で、最低利用額も適法で、前受けも適法です。ただし同じ文のなかに条件が1つあり、たいていそこで崩れます。予約や注文の前に、明確で到達しやすい形で、正しく事前に示されている必要があります。
規則は何を請求するかを争っていません。いつ言うかを争っています。
- テーブルの利用時間を区切ること:認められます。
- 1人あたりの最低利用額:認められます。
- 予約としての前受け:認められます。
- 告知せずに上のどれかを行うこと:認められません。
予約:事前に伝えるべき3つのこと
予約について、消費者庁はお客様が確定する前に知っておくべき3点を挙げています。推奨ではありません。列挙されている基本の項目です。
1. 前もって金額を受け取るのか、 そしてそれが最終の会計から差し引かれるのか 2. 来なかった場合に請求する 正確な金額 3. 何の負担もなくキャンセルできる 期限 3つとも確定の前に。あとでは意味がありません。
無断キャンセル:請求できるが、やり方は自由ではない
土曜21時の空席は実際の損失で、規則もそれを認めています。店はキャンセルや不来店に対する賠償を定められます。ただし不均衡でないこと、そして予約の確定前に正しく示されていることが条件です。
2つの条件は同じ重さです。不均衡でないこと、つまり賠償は罰金でも食事の全額でもありません。そして事前に告知されていること。あとから驚きとともに現れる引き落としは、どちらも満たしません。
そしてすべてに優先する限界があります。定める条件が濫用的な条項であってはならず、消費者に認められた権利を排除するものであってもいけません。
チップ:任意であり、レシートが店を裏切る
ここは規則が明快で、慣習より踏み込んでいます。チップは完全に任意であり、店はお客様にチップが義務だと思わせうる文言をレシートに印刷しないようにする必要があります。
そして仕上げます。義務的なチップは、お客様が通報できる不当な商慣行として扱われます。
読み直す価値があります。請求することだけの話ではありません。レシート上の文言の話です。割合を提案する印字行や、決済端末であらかじめ選択されているチップ欄が、規則が避けさせようとしているものにちょうど当たります。
日本から来た方への補足として、スペインではチップの習慣自体が薄く、カードに出る金額が最終金額です。チップは別個の、完全に自由な行為です。
- チップを会計にもう1行として足すことはできません。
- レシートの文言が、義務だと思わせるものであってはいけません。
- あらかじめ選択された割合は、店に不利に働きます。
- スペインではさらに、チップを求めること自体が良しとされません。粘れば損をします。
レシート:明細と価格、ただし例外あり
義務は短いものです。品目と価格が現れるレシートを渡す必要があり、セットメニューについては明細を分解する必要はありません。
セットの例外は理解できます。売ったのはセット全体で単一の価格であり、料理ごとに割れば、どの実勢価格にも対応しない明細を示すことになります。それ以外については、お客様が何を請求されているかを1行ずつ見られる必要があります。
揉めたとき:用紙と30日
お客様が納得しない場合、公式の苦情申立用紙を求められる必要があり、オンラインの経路もあります。そこから時計が動き始めます。30日以内に回答がないか、納得できない回答であれば、地域の消費者窓口に持ち込めます。
この30日はお客様のものではなく店のものです。ほかの誰かが見る前に片づけられる時間です。答えが「いいえ」であっても、期限内に答える価値があります。
よくあるご質問
最低利用額を求められますか?
求められます。カタルーニャ消費者庁は、店が定められる条件として明示的に挙げています。予約や注文の前に、明確で到達しやすい形で示されていることが条件です。
予約時の金額は前受金ですか、違約金ですか?
カタルーニャの規則はその区別で考えません。正確な額、会計への充当、無償でキャンセルできる期限を確定の前に告知すること、そして定める賠償が不均衡でないことを求めます。
1つのテーブルで2回転できますか?
できます。テーブルの利用時間を区切ることは、定められる条件に含まれます。事前に告知されている必要があり、90分たってから言うのでは足りません。
予約して来なかったお客様に請求できますか?
できますが、賠償が不均衡でなく、確定の前に正確な額とともに告知されている必要があります。その両方がなければできません。
レシートでチップを提案できますか?
控えるほうが賢明です。規則はチップが義務だと思わせうる文言を印刷しないよう求め、義務的なチップを通報可能な不当な商慣行として扱っています。
日替わりセットのレシートを明細に分ける必要がありますか?
必要ありません。規則はセットメニューを明細の分解から明示的に除外しています。売っているのは単一の総額だからです。単品では明細が必要です。
苦情への回答期限はどのくらいですか?
30日です。その期限を過ぎても回答がないか、お客様が納得しない回答であれば、地域の消費者窓口に案件を持ち込めます。